ペルー・アマゾン日記 Day 6

マナティ保護センター

 ナウタ郊外に、野生動物の保護を目的に創設されたマナティ保護センターがあります。以前は名前通りマナティを保護する目的でしたが、現在はアマゾンの動植物全般を保護する役割を担っています。
 アマゾンの珍しい動物を見られる場所でもあるので、ぜひ行ってみましょう。


 

 

マナティ保護から始まった施設

 アクア・ネラからの下船日、イキトス空港への送迎の途中でマナティ保護センターに行きました。アメリカ・ダラス水族館が資金提供を行いアマゾンの保護と研究を行っていましたが、いつの間にか人気観光地になっていました。
 保護研究所なので見学は勝手に歩き回ることはできず、時間を区切ってグループで回ります。口の白い猿やアリクイなどなど見たこともない動物が保護されていました。

保護センターのエントランスです。私達のような観光客や小中学校の課外授業と思われる子どもたちが待っていました。アマゾンの乾季の昼は鮮やかな青空が続き、ジャングルというより森林です。

エントランスに置かれた注意項目が書かれたボード。触ったり餌をあげたりしないでくださいと、基本的なことがイラストでわかりやすく書かれています。

 

動物たちを間近で見られる場所

 保護している動物の多くは、絶滅危惧種に類されるものが多いです。そのためアマゾン川上では見ることができなかった動物に出会ったりもしました。例えばアリクイは初めて実物を見ましたし、マナティも初めてみました。
 今回のクルーズの終わりに希少種が見られたのはとても体験でした。それにしてもオウムは飛ぶだけでなく木登りもできること、サギの絶妙に美しい白のグラデーション、水中でなら世界最大の淡水魚といわれるピラクルの生態などが知れたのはとても良かったです。

蛍光色に見えるほど鮮やかなオウム

現地ではPichicosと呼ばれている小猿

インコが足だけで木登りをしていました。

スタイルのいいオウムがいました。

アリクイ。夢を食うバクのイメージです。
ピラクルの水槽は、側面に窓がありあます。

 ナウタの街の風景です。土地が広いので平屋建てです。

 

守るべき地上の自然を実感します。

 なによりもアマゾンがどんなところか、妄想でなくしっかり理解できたのは良かったです。大自然の中に入り、美しい野鳥や魚、イルカを見て思ったのは、ここが地球だということでした。自分たちが普段住んでいる場所から遥かに離れてもやっぱり地球の上で、様々なことがつながっているのが実感として感じられました。
アマゾン以降、エコロジーとか特に意識しなくとも、水を無駄遣いしない、ティッシュなどを使いすぎないという事が自然になっている自分に驚きつつ。

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