ペルー・アマゾン日記 Day 4 

地球の肺と呼ばれる

熱帯雨林の海へ

 地上の酸素の1/3を排出するとも言われ、地球の肺とも例えられるアマゾンは、ネイチャーリストの聖地の一つでしょう。
大河アマゾン川の大自然奥深くを航行するアクア・エクスペディションは、圧倒的な大自然にアクセスしていきます。その実態を体験してみましょう。
 
Words&Photos by Masahiro Saito.


 

 

アマゾンと呼ばれる、
その上流のウカヤリ川へ

 アマゾン川に注ぎ込む上流の大河のひとつがウカヤリ川です。夜のうちに船ははさらに80kmほど上流に移動し、ウカヤリ川を巡ります。
 人の手の入らない大自然がある場所ですが、実は先住民との共生も進んでいて、川沿いには小さな村が多数あります。ウカヤリ川はそのまま上流に600km(航行距離であれば1500kmほどでしょう)、首都リマから北東に300kmの川沿いの街アタラヤという車で行ける街に着きます。実はアマゾンは人間が原始から暮らしていた場所だと発見しました。

早朝のウカヤリ川の水面。まだ暑くない時間にボートを走らせると本当に気持ちのいいエクスペディションです。鏡のようなに映る風景は神秘的でした。

支流に入って水面を見たらば、モネの絵画を想わせるシーンに出会いました。アマゾンは実際のところ荒々しい自然ではなく、繊細な面が多々あります。

 

原住民の村を訪ねる。

 冒険好きの人には申し訳ないですが、先住民も現代的な生活をしています。大きめの村に行けば。簡素な家ですが電気の通っていて、ちょっとした商店やサッカー場もあり、ナイキなどブランドのTシャツを来ていたりします。
 たまに出てくるメディアが作り上げた「新たに発見された未開の地の原住民」的な場所は普通の旅ではたどり着けません(本当かどうかも怪しいですが)。いずれにしても一番の興味は人類ってどこでも住めて、すごいな〜と感じることでした。

先住民の村、昭和初期の日本の生活のようにも見えました
観光客が来ると、村の子供達やお母さんが出てきます

 

絶妙なエンパナーダのランチ。

 ランチに船に戻ります。南米の定番料理エンパナーダです!強引に説明すると、南米揚げパンですが肉の美味しさがしっかりある素材と味付け、野菜と肉のバランスなど絶妙でした。昼から赤ワインを飲みながら、贅沢を感じていました。
 デザートのケーキも絶妙です。アマゾンのナッツを使ったチョコレートはいろいろな味が口に広がります。

 

タランチュラ、アナコンダ。
ジャングルの深部へ。

 猛毒の大グモ、大蛇のジャングルを抜けて、宝を探す。
 やはりこれがザ・冒険の一つでしょう。未だにインディ・ジョーンズが作られてますし。行ってきました!見てきました!ジャングルの冒険。そんなに簡単にいるわけではなく、3つにチームを分けたジャングル歩きで、かつ無線で連絡を取り合いながら見つけたものです。
 現実的には人を飲み込むサイズの大蛇や巨大グモは出会えません。あれはハリウッドの作り話だという事がわかります。むしろ自然の中にいる姿は凛々しい印象でした。

やはり広い中庭の邸宅を改装したカフェ
アマゾンでもこんなフラッペが食べられる 

 

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