ペルー・アマゾン日記 Day 2 乗船日

イキトスを後にして、
アマゾンの原野へ

いよいよアマゾンリバークルーズ乗船の日です。船はアクア・エクスペディションのアクア・ネラ号。ヨーロッパで作られた船は大西洋を超えて、ブラジルに運ばれ、そこから自力で上ってきました。
 とはいえ合流は午後3時に空港で(事前にホテルで待ち合わせをしても良かったと反省してます)乗船はイキトスから2時間ほど奥地に行ったナウタとのこと。
のんびりと残った時間、イキトスでやり残したことがないか探しながらの一日でした。


イキトスの街からアマゾン川を望む。緑の地平線。

 

 

HOTEL MOREY、
朝起きるとネコが挨拶に

 リノベーションされたホテルモレイは、富豪の邸宅だけあって、客室の広さが普通ではないサイズです。日本の2LDKマンションが全部入るくらいです。
緑の海に囲まれたアマゾンは朝晩は苦しいほどの暑さはなく赤道に近い緯度の割にはエアコンなしでも過ごせるくらいです。
 なので朝目覚めると、プールに面したドアを開けっ放しにして風を部屋に入れました。するとどこから来たのか子猫がするっと入って来るじゃありませんか…
 

 可愛らしい、その辺にいそうなネコです。そのまま荷物とかに近づいてきました。カメラとレンズは片づけてスーツケースに蓋をしました。ベッドでじゃれた後、下に潜ってしまいました。

 朝食は、これまた大宴会でも開けそうな大きな食堂です。席に座ってのんびりしていると、スタッフさんが卵の焼き方を聞きに来ます。スクランブルエッグを注文しました。飲み物はセルフサービス。要するに飲み放題です。

 

昼過ぎまでイキトスを歩き回る

アマゾン最大の都市は、意外に東南アジアに似ています。それも10年くらい前の…。自動車も走っていますが、主な交通手段はトゥクトゥクです。今どきタイでも観光用以外でトゥクトゥクは走ってないでしょうが、そこにカラフルなスペイン風の建物。ノスタルジックで個性的な街ではあります。特に目的もなく歩き回っていました。
 

 

イキトス観光と、行くべきレストラン

実際に食べてみて間違いなくおすすめできるのは、Casa De Fierroです。値段は日本と同じくらいと安くはないですが、料理は絶品でした。
ペルー料理、ロモサルタード(牛肉ステーキご飯)、セビッチェ、スープなどすべて美味しいというのは、なかなか体験出来ないレベルの高さでした。
ちなみに、アクアエクスペディションの指定レストランにもなっていたので、2度行くことになったのですが…イキトスで食べ物に困ったらここでしょう。

お洒落なセビッチェ、味も絶品でした。
ソパ・デ・クレオール。もう一度食べたい料理です。

まだ未開の時代に、ヨーロッパから持ち込まれた組み立て式の住居がお店になっています。

鉄板建築なのですが、変色のしかたがアーティスティックです。

 

イキトス観光と乗船地のナウタ村へ

乾期だったので、乗船は100kmほど上流のナウタからです。
レストランで食事をして、軽くイキトスを回った後、専用車で一直線に向かいますが、それでも到着は午後6時。赤道に近いからか太陽は完全に落ちてから通船に乗り換えて、アクア・ネラに向かいました。
空は真っ暗なのですが、時折、遠くで雷がなっています。後から聞いてみると、この辺では、夜に良く雨が降るそうです。

午後6時半、アクアネラに到着。
乗船して、一番はじめは避難訓練でした。

その後、今回のクルーズのオリエンテーションをメインラウンジで行いました。

 

そしてウェルカムディナーは、
ペルーキュイジーヌ

クルーズ船としては上級ランクに属するラグジュアリークラスの船と聞いていましたが、ジャングルのど真ん中で、ペルーのスターシェフが監修するキュイジーヌを食べられるとは思っていませんでした。
ペルーの現代料理は、時にニッケイと呼ばれています(特にアメリカで)。要するに移民した日本人が、ペルーの食材で作った日本料理が元になっているので、料理はかなり口に合います。

世界最大の淡水魚、ピラクルのステーキです。
ハウスワインはクルーズ料金に含まれて色々選べます。

シェフが一つ一つのテーブルを回って料理の説明してくれます。

アボガドにナッツをまぶしたサイドメニュー。
部屋に戻ると、ベッドの上に手紙とブレスレッド。 

広く整った客室。アマゾンにいることを一瞬忘れます。

| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |