アッピア街道
イタリア
ヨーロッパ
すべての道はローマに通ず、それは間違いないと思った。
ローマ街道ではじめに作られたのがアッピア街道。ほぼ直線。当時の高速道路であり、物流つまり経済と、軍事つまり国防のインフラだった。当時の技術と物流量において十分余裕がある道路に見えた。石畳は削れて凸凹している。だが当時は綺麗に面取りされたフラットな石畳であり、かなり高速で移動できたということだった。そして常に修繕され、両側に木を植え、陽差しを和らげる気遣いもあり、まさに高速道路であった模様。古代ローマ。1000年続く国というのは、細部まで気が配られているものだと思った。