2006 ROME 早朝、カピトリーノの丘からフォロロマーノを眺めに出かけた。その後はバチカンの裏を歩く。ローマの古代から、中世、そして現代までを二時間で越えていく散歩。ローマは1日にして成らず…誰の言葉だろう。古代は想像力がないと見えない。現代は人に興味がないと、理解が難しい。 2006 MILANO 夜明けのドゥオーモ広場。ミラノ旧市街の中心点。ゴシック建築の最盛期をそのまま残す場所。教会は修復中で覆われていたけど、ガッレリアの荘厳さは以前の変わりなく、便利さとか新しさなんてものより、粋さとか稟さが建物が主張している。チーズの概念を変える料理を初めて食べた街。 2007 VENETIA サンタルチア駅の構内を抜け大運河カナルグランデに向き合う。中世をそのまま伝える奇跡の場所であり、世界の中心として地上の半分の富を集めたとも言われた人工島。贅を尽くすという事がどういう事かを知らしめる建造物。交通機関は船か歩きのみ。ここはカーニバルの喧噪の中でも現代を忘れてしまう。 BANBINI ギャラリーの越生さんから誘われて、ROMANTICAの横山慶子さん達と一緒に食事をした。あと飯沢耕太郎さんがいて、今はもうなくなったバー「てる」の話とかしてた。横山さんがモデルになった写真展のトークショーの後の食事だった。そのときに隣に座ってたのかBANBINIのCOCO。そのうち写真を撮ろう!って話に盛り上がって、一年くらいすぎて実現した。コミカルで無機質で50'sでバブルなチープさが楽しかった。 Mind Of Samba あんまり日本人に持っていない自由な気質が局地的に集まっているのがサンバ界じゃないかと思う。これが身勝手じゃなくて、ちゃんと一定の距離感とか持った大人が少なくない。どっちでも良いんだけど、結構高学歴だったりして…たぶん世の中からはこう見えるじゃないかなってサンバのイメージに、バカバカしさをノセノセでつくった写真。撮る方も撮る方だけど、みんな普通にノッてくれる。 Hormy & Mayumin サンバ友達のホーミーとマユミンとネコの生活。たしか去年のお正月に遊びに行ったんだけど、何となく…なんとなく写真をプリントするのをためらってた。一つは、昔ながらのプリントをしないときっちり暗部がでないからだったんだけど…真冬なんだけど、太陽が暖かくて、ウチまでの通り道にキャベツ畑があって、お正月休みだから静かで、田舎のような穏やかさが短編小説のように見えてた。 Tokyo A Day デコメールの雑誌の表紙周りの撮影をした。モデルはフジテレビとヤンマガのクイーンをダブル受賞したという草場ちゃんとグラビアアイドルの姫野ちゃん。良い感じでトップをいってる感じがさわやかでお気楽。スタッフのメイクさんも、マネージャーさんも空気感がつかめる人ばかりでなんかたのしー撮影現場。みんなで撮った記念写真、送る約束して忘れてました。 Happen! やっぱり下手な物語よりは、事実の方が面白い。悲劇も喜劇も予想できないんだもん。やっぱりカメラはいつも持っていないとなって思ってるんだけど、いつもはなかなか持っていないんだけど、運良く持っていたときに運良く撮れた神様が見せてくれたようなカット。こういうのがちょくちょく撮れるようになると写真なんかやめちゃうんだろうなって思うね。 渋谷がロンドンに見えた日 そりゃ目の錯覚か気分の問題なのは分かっているんだけど、なんとなく前に行ったロンドンな気分になった。まあ、渋谷は最近行かない。人混みが好きじゃないし、旨くて安い食い物やが少ないし、暮らすには不便だし高いし。何の用事か忘れたけど、昼間に出向いて時間が余ってフラフラしてた。なんかピンと来て少しだけ写真を撮った。どうなんだろうね、こんなの。